贈与税の計算
贈与税は、「相続時精算課税」と「暦年課税」があります。ここでは暦年課税であって、直系尊属(父母や祖父母など)からの贈与による財産を20歳以上の人が受け取った場合(特例贈与財産)についての計算例を示します。税率などは平成27年1月1日時点のものです。
正確には、
国税庁のホームページをご覧ください。
計算例
【例1】 贈与額100万円の場合贈与税はかからない
基礎控除(110万円)以下なので贈与税はかからない
【例2】 贈与額300万円の場合は贈与税19万円
300万円-110万円=190万円
190万円×10%=19万円
【例3】 贈与額1,000万円の場合は贈与税177万円
1,000万円-110万円=890万円
890万円×30%-90万円=177万円
【例4】 贈与額5,000万円の場合は贈与税2,049万5千円
5,000万円-110万円=4,890万円
4,890万円×55%-640万円=2,049万5千円
計算方法の概略
【ステップ1】 その年の1月1日から1年間に個人からもらった贈与額を合計します。
【ステップ2】 もらった額から基礎控除の110万円を差し引きます。
【ステップ3】 差し引いた額(課税価格)に下の表の税率をかけ、控除額を引くと贈与税額となります。
基礎控除後の課税価格 |
税率
(特例贈与財産) |
控除 |
200万円以下 |
10% |
━ |
200万円超 300万円以下 |
15% |
10万円 |
300万円超 400万円以下 |
15% |
10万円 |
400万円超 600万円以下 |
20% |
30万円 |
600万円超 1,000万円以下 |
30% |
90万円 |
1,000万円超 1,500万円以下 |
40% |
190万円 |
1,500万円超 3,000万円以下 |
45% |
265万円 |
3,000万円超 4,500万円以下 |
50% |
415万円 |
4,500万円超 |
55% |
640万円 |