床材の選択


床材を選ぶ場合の注意点

 滑りにくさ
   乾いた状態では滑りにくくても水に濡れた時には滑りやすくなる床材もあるので、濡れる可能性がある場合は特に注意が必要です。
 傷つきにくさ
 重量物への強さ
 水などへの強さ

床材を選ぶとき

 30センチメートル四方以上のサンプルを用いて、普通使うように試してみます
   例えば、
   屋外の場合は、一番滑りやすい靴を履き床材を踏んで試してみます。
   屋内の場合は、はだし、靴下履き、スリッパ履きなどで試してみます。

車いすを使う場合に注意すること


自走用車いすを使う場合

 車いすの車輪のゴム跡が目立ちにくい色を選びます
   自走用の車いすを使用したとき床に付いた車輪のゴム跡は取り除きにくいものです。そこで、例えばグレーの車輪の場合は明度の高いライトオーク調の床材にするとゴム跡が目立ちにくくなります。
 仕上げ板の厚さが1mm以上ある床材を選びます
   板張りの床材は合板の上に仕上げ板を張り付けているものが一般的で、0.3mm前後では小石などを踏むと下地の合板を傷つけることになり表面仕上げの補修が必要となります。
 水回りの床仕上げに塩化ビニールシートを使う場合は表面の強さやクッション性にも注意します
   発泡系の塩化ビニールシートは、シートの表面下に空隙がありクッション性は良いのですが表面仕上げが薄いと耐久性に劣ることがあります。

電動車いすを使う場合

自走用車いすを使う場合に加えて次のようなことがあげられます

 床下の材木などが重さに耐えるか確かめます
   床下の材木などに傷みがあれば改良工事などが必要になることがあります。
 重歩行用の床板を使うことも良い方法です
   重歩行(床上を頻繁に歩行したり車両や台車などが通行したりすること)の床板を使えば費用はかかりますが傷がつきにくく水濡れや重量物にも対応できます。

    

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